重度の冷えは「冷え症外来」または「婦人科」へ

様々な対策をしても全く効果のない「重度の冷え症」の方は、冷え症専門外来があります。

 

冷え症外来では、より専門的な対策と、主に漢方などによる体質改善の治療が行われます。

 

薬物治療の他、生活指導も同時に行い、体を冷やさない服装、入浴法など、総合的にサポートしてくれます。

 

冷えは、生理不順や不妊など同時に女性特有の悩みも持ち合わせている場合も多く、婦人科でも対応してくれます。

 

子宮内膜症なども冷えると症状が進みますので、医師の指導の元、体を冷やさないようにしましょう。

 

あかぎれやしもやけも、冷えからくる症状ですので、冷えを改善するとかなり良くなります。

オススメの冷え性専門外来

日本で初めての冷え性専門外来を開設したのが、北里大学東洋医学総合研究所の伊藤剛先生です。

 

※冷え性専門外来は毎週水曜日午前のみの診察になります。

 

伊藤先生いわく、冷え性には色々な原因があるので、特定するのは簡単ではありません。

 

一人ひとり違う原因を突き止めて、原因に合わせた治療を行うと改善すると先生は断言しています。

 

ここでは、脇の下の体温の他、足の裏や手のひら、頬、胸、お腹の上部、お腹の下部など全身で17ヶ所測ります。

 

測る体温計は、一般的なものではなく、「赤外線体温計」で測っていきます。

 

その他、体内が冷えていると判断した場合は、直腸の温度も測ります。

 

身体の深部を測る場合は、合計32ヶ所の体温を測定することになります。

 

これで、身体の表面の温度と身体の内部の温度の比較からも判断します。

冷えの原因が分かると

細かい体温を測定し、分析した結果が分かると、原因別の対策を行います。

 

重度の冷えに苦しんでいた女性は、この検査により下半身の温度が低下していることが判明しました。

 

その結果、彼女の冷えの原因が腰痛から来るものだと言うことが明らかに。このように、冷えの原因は本当に人それぞれです。

 

冷えの原因は腰痛

 

冷えを引き起こしている原因に

  • 腰痛
  • 血液ドロドロ
  • 心機能の低下
  • などがあります。

     

    足が冷えているからと言って、いくら下半身を温めても良くならないのは腰痛が原因だったからですね。

     

    下半身の冷え

     

    冷え性専門外来では、漢方薬による治療が行われています。冷えの原因に合わせた漢方処方です。

     

    腰痛が原因の冷えだった女性には、腰痛や坐骨神経痛の特効薬として使われる「独活寄生湯(どっかつきせいとう)」が処方されました。

    「冷えのぼせ」は耳の温度が原因だった

    更年期の45歳の女性は、「冷えのぼせ」の症状がありました。

     

    「冷えのぼせ」とは、身体は冷えているのに、頭と顔だけが熱いと言う状態です。

     

    冷え性専門外来では、女性の全身の体温を測り原因を探ります。

     

    測定の結果、彼女の耳の中の温度だけが低いことが判明しました。

     

    耳の中の温度とは、鼓膜の近くを流れる動脈の温度の事。この温度が低いと言うことは、脳の温度が低いと言うことです。

     

    彼女は、脳が冷えていることで、全身が寒いと感じる錯覚に陥っていたのです。

     

    これでは、いくら身体を温めても冷えは改善しませんよね。

     

    実は、彼女は痩せ型で、食事量が少なく、筋肉量も少ないために熱を作り出せない状態でした。

     

    最近、過度なダイエットや運動不足により熱を作り出せない女性が増えていると言います。

     

    熱を作り出すには、「高麗人参」などの生薬が向いています。

    体内を温め「巡り力」を高めるサプリメント